ああ、ニルヴァーナ

ついつい微笑んでしまうのです。この胸に、自分の中に、神がいるのですから。

ボーダー

「私」など探すことなどなかった。

「私」など探す必要さえもなかった。

それは、ただただ在った。

 

探そうと、

出会おうと、

なろうと、

もがき、探求し続けた「私」の正体。

 

 

ああ、それは飛行機に乗った時のように、

地上はいくら土砂降りでも、

雲海の上には、

ただただ、どこまでも広がる青空と太陽。

 

これが私。

 

 

下界がどんなに荒れていようと、

雲海の上には必ず広がる青空。

 

この雲海の下、

これが私たちの自我のよう。

 

ただ、何も知らない未熟な自我に

おとなしくしてもらおう。

 

 

常に思考フル回転で忙しく考え、

いつも自ら不安を創り出す

自我に黙っててもらうだけ。

 

 

ああ、私はどこまでも広がる青空。

雲海の上。これが私。

 

 

だから、うるさい自我には

おとなしくしてもらおう。

選手交代してもらおう。

 

ただそれだけのことだった。

 

 

どこまでもが私。

何もかもが私。

全てが私。

 

なくなることもなく、

新たに生まれることもない。

 

 

ずっと永遠に私がいるだけ。

 

 

ああ、これが私。